バンタン学生が体験、資金0円で始められるブランドプロデュース企画「ICHIGO PROJECT」とは?vol.2〜企画編〜|イチゴクラウド|日本の服づくり応援クラウド・受注生産・EC運営
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生地発注からオンラインストアでの販売、商品出荷まで服作りの過程を支援するクラウドサービス「ICHIGO.CLOUD」。 「大量生産による在庫リスクをなくし、日本のファッション業界を支援する」ことをコンセプトに掲げ、Strawberry jamsが運営しています。 この度ICHIGO.CLOUDでは、バンタンデザイン研究所の学生たちが「ICHIGO.CLOUD」を活用した企画から販売まで資金0円で始められるブランドプロデュース企画「ICHIGO.PROJECT」に取り組む様子に密着。

「働く人のデイリーウェア」を製作するためにリサーチから商品開発、販売するまでの舞台裏に迫ります。第2弾となる今回は企画編。 第1弾では、東京都大田区にある花の卸売市場「大田花き」で学生たちがリサーチを行いましたが、今回は取材した内容をもとに服作りに挑戦しました。
前回のリサーチ編では、プロジェクトメンバーのうち3人の学生が「大田花き」各部門の担当者にインタビュー。「働く時の服に求めること」などの質問をぶつけ、「働く人のデイリーウェア」製作のために欠かせない現場の声を聞きました。

今回学生たちは、花き市場の仕事道具であるハサミやペン、メモ帳などを収納できるブルゾンのほか、ストライプ柄のシャツやベストなど計14型を提案。第1弾でリサーチを行った際に回収した「仕事道具が多いので、収納に長けた服が欲しい」 「朝は家から仕事着で出勤するので、職場以外で着ていても違和感のない服が良い」などの意見を取り入れ「働く人のデイリーウェア」のデザインに取り組みました。
講師や弊社担当者からフィードバックを受け、サンプルを発注。後日、デザインをもとに作られたサンプルが到着すると、学生たちは口を揃えて「サンプルのクオリティが想像よりも高かった」と話し、驚きを隠せない様子でした。
仲卸業者のワークウェアをイメージしてセットアップを製作したファッションデザイン総合科3年の赤塚さん。デザインしたセットアップは程よいリラックス感がありながら、上品さを失わない絶妙なシルエットです。 「自分がデザインした通りの服が仕上がってきて嬉しい。防寒性の高い生地を採用し、雨風を凌げるようフラップポケットやストームシールドを採用したのがポイント。 実物を見たら改善点が見えてきたので、この後はフードをつけて、襟部分に収納できるように修正したい」と最後まで妥協せずに取り組む意欲を見せました。
ファッションプロデュース科2年の森山さんがデザインしたエプロンは、ポケットの縁をボディと同系色のツートンカラーにすることで全体にまとまりを持たせつつ洗練された印象に。 「イメージしていたものとは少し生地感が違ったが、こちらの方が良いと思った。最終調整ではカラーをベージュからネイビーに変更し、ポケットの中に仕切りをつけることで道具が中で遊ばないようにしたい」とアイテムを更にアップデートしていく考えを示しました。

花き市場で働く人に向けた服なので、汚れたり洗濯したりすることを想定し、多くのアイテムにはシワになりにくいポリエチレンを3層重ねた丈夫なファブリックを採用。 デザインもハンドウォーマーポケットなど、一般的にはあまり見られない独特なディテールが目を引き、写真では伝わりづらい機能も充実しており、学生たちが働く人の要望に真摯に向き合ったことが伝わってきました。

花き市場で働く人に向けた服なので、汚れたり洗濯したりすることを想定し、多くのアイテムにはシワになりにくいポリエチレンを3層重ねた丈夫なファブリックを採用。デザインもハンドウォーマーポケットなど、一般的にはあまり見られない独特なディテールが目を引き、写真では伝わりづらい機能も充実しており、学生たちが働く人の要望に真摯に向き合ったことが伝わってきました。
序盤は「働く人のデイリーウェア」をデザインするという初めての経験に戸惑いを見せていた学生たちも、取材や講義を重ねるうちに課題解決を仕事とするプロの顔つきに近づいてきたように思えます。 次回、最終回となるポップアップショップ編では、デザインの最終調整を経て、完成した商品を受注販売。2月24日からの3日間、大田市場の花とともに「ICHIGO.CLOUD」のショールームに学生たちがアイデアを試行錯誤を重ねて作り上げた「働く人のデイリーウェア」が並びます。

「ICHIGO.CLOUD」では国内の職人を応援するため、日本製の生地にこだわって服を製作。福井県の生地メーカーから中間業者を挟まずに直接生地を仕入れているので、高品質の生地を安価で使用でき、作り手にも利益を還元できるメリットがあります。 また、デザインを起こした後の全てのフローを内製化しているので、パターンメイキングからサンプルチェックまでを約10日と、一般的なアパレルメーカーの1/3ほどの期間で仕上げることができます。 商品原価に生産代行費が含まれており、商品が売れた場合にコストが発生するシステムなので、低リスクで服を作ることができるのも特徴です。
同プロジェクトの講師も兼任する「ICHIGO.CLOUD」の担当者は「昨今のファッション業界では、服の品質が低下しているように感じる。 これは、大量生産・低価格が前提のビジネスモデルや、素材メーカーの利益が少なく職人技術を継承できない現状によって商品の同質化が起こり、若く才能あるデザイナーが活躍の機会を逃していることが1つの原因だと考えている。 『ICHIGO.CLOUD』はブランド・素材メーカー・消費者それぞれが利益を享受できる仕組みの確立を目指すサービス。このシステムを普及させることによって日本のファッション業界を応援していきたい」とサービスの目的について語りました。

■ICHIGO.PROJECT POP UP SHOP
期間:2023年2月24日(金)〜2月26日(日)
場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5−17−20ティスモ原宿4階
営業時間:11:00〜20:00
ICHIGO.CLOUDについて

サンプル作成、商品撮影、オンライン展示会からWebショップ開設、
さらに縫製から出荷まで、新規ブランド立ち上げに関する全てをまるっとお任せください。

効率化とコストカットを実現し、お客様には商品企画や販売促進に専念していただけます。
受注生産を取り入れることによって、大量生産による在庫リスクをなくし、同時に大量廃棄をなくします。
無駄なコストを省くことによって生産者への適正賃金を生み出し、サステイナブルなビジネスモデルを実現します。
縫製は小ロットから可能。DtoC用にオリジナルブランドを作ることも可能です。

新規ブランドを立ち上げたくても、資金も術もない。
そんな次世代の才能ある若手デザイナーをイチゴクラウドは応援します。

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